【2023 香樹会かな書展】出品作
掛け軸の大きさはは約45x180cmです。
釈文:
天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ/僧正遍昭
[天つ可勢 雲の可よ日遅 ふきと千与 をとめ能春可多 し盤志とゝ免牟]※使用仮名
意味::
空を吹く風よ、雲の中にあるという天に通じる道を吹き閉じてくれないか。美しい天女の姿をもうしばらく見ていたいのだ。
出家前の良岑宗貞として、五節(公事)で舞姫の舞う姿を見て詠まれた歌。
有名歌を書きたく、その中でも言葉や響きが心地よいと感じてこちらを選歌しました。